どんでん返しが凄い小説おすすめ8選!海外作家編

どんでん返しが凄い小説おすすめ8選!海外作家編

どんでん返しのある小説は、その予想外の展開で読者を驚かせ、物語への没入感をさらに高めます。

今回は、海外作家が手掛けた「どんでん返しが凄い小説」を8作品ご紹介します。

それぞれの作品は、驚きと興奮をもたらす結末が魅力。

ぜひチェックして、読書の醍醐味を味わってみてください。

1. アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』

エルキュール・ポワロが活躍する名作ミステリー。

静かな村で起きた殺人事件を軸に、予想外の犯人像が浮かび上がります。

本作は読者を完全に欺く巧妙なトリックが施されており、結末に至るまで誰が犯人か全くわからないスリル満点の展開です。

そのどんでん返しは、多くの推理小説ファンの間で語り継がれ、「ミステリ史上最高のラスト」とも称されています。

クリスティーの代表作として、彼女の巧みなプロット構成と心理描写を存分に楽しめるため、初心者にも自信を持っておすすめできる一冊です。

2. ジェフリー・ディーヴァー『イリュージョニスト』

奇術師をテーマにしたミステリーで、消失トリックを駆使した殺人事件が描かれます。

物語の主人公は、マジックの世界に精通した犯人を追うライムとアメリア。

事件の現場では、次々と信じられないマジックが行われ、犯人は姿を消し続けます。

その巧妙なトリックと複雑に絡み合う伏線は、読者を魅了すること間違いありません。

ディーヴァーの筆致は緊張感を持続させ、ページをめくる手が止まらないスピード感を持っています。

特に最後のどんでん返しは、多くの読者を驚愕させ、ミステリファンにはたまらない一作です。

魔術師
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3. ギリアン・フリン『ゴーン・ガール』

妻が失踪し、夫が容疑者にされるサスペンス。

物語が進むにつれて、夫婦の歪んだ関係が浮き彫りになり、読者は何が真実で何が嘘かを混乱しながらも惹きつけられます。

ギリアン・フリンの描く心理描写は鋭く、キャラクターたちの内面に迫る展開が続きます。

特に後半で明かされる事実と、驚愕のどんでん返しは圧巻。

読者を最後まで緊張させ、読後には強烈な余韻が残る作品です。

4. デニス・ルヘイン『シャッターアイランド』

精神病院を舞台にした連続殺人犯の捜査を描いたサスペンススリラー。

隔離された環境で次々と起こる不可解な出来事の中、主人公は徐々に真相に近づいていきますが、果たして何が現実で何が妄想なのか。

読者はラストまで一瞬たりとも油断できない展開に引き込まれます。

特に最後のどんでん返しは衝撃的で、多くの読者を驚愕させました。

緊張感あふれるストーリーと緻密なプロットが印象的な作品です。

5. ピエール・ルメートル『天国でまた会おう』

第一次世界大戦後のフランスを舞台に、戦争の影に隠された人間ドラマを描いた作品。

主人公たちの過去のトラウマや人間関係が複雑に絡み合い、物語は驚くべき方向へ展開していきます。

ルメートルは、巧みな心理描写と社会背景を反映させた作風で知られ、本作でもその手腕が光ります。

特に最後の結末は多くの読者に深い印象を残し、歴史とミステリーが見事に融合した一作となっています。

6. ポーラ・ホーキンス『ガール・オン・ザ・トレイン』

通勤電車の中から見た風景がきっかけで、主人公が複雑な事件に巻き込まれていく物語。

主人公レイチェルの不安定な精神状態が物語を不安定に見せ、読者を混乱に陥れます。

事件の真相が次第に明らかになるとともに、読者は何が真実で何が偽りかを探ることになります。

最後に明かされるどんでん返しは、予想外の展開であり、緻密なプロットが見事に結実しています。

ガール・オン・ザ・トレインの表紙

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7. アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』

作中作形式で描かれるユニークなミステリー。

物語の中に別の物語が組み込まれており、二重の謎が巧みに絡み合っています。

ホロヴィッツは、緻密な構成と絶妙なタイミングでのどんでん返しを得意としており、読者は最後まで緊張感を持ってページを進めることになります。

結末には、多くのミステリーファンが唸る驚きの展開が待っており、伏線が見事に回収される様は圧巻。

独特の語り口と斬新な設定で、多くの読者に新鮮な読書体験を提供する一冊です。

8. セバスチャン・フィツェック『座席ナンバー7Aの恐怖』

ドイツのベストセラー作家セバスチャン・フィツェックが送るスリラー作品。

本作は飛行機の中という閉鎖的な空間で、主人公が恐怖の出来事に巻き込まれていく物語です。

フィツェックの作品は、常に予測不可能な展開が続き、読者を息つく暇も与えません。

本作の見どころは、複数のどんでん返しが織り交ぜられた緻密なプロットです。

特に終盤にかけては驚愕の展開が待ち受けており、多くの読者を魅了すること間違いなしです。

◆まとめ

今回ご紹介した8作品は、どれも一度読んだら忘れられない強烈などんでん返しが特徴です。

ミステリーの醍醐味である「読者を裏切る快感」を存分に味わえるので、ぜひ手に取ってみてください。

◆よくある質問(FAQ)

1. アガサ・クリスティーの最も売れた本は?

アガサ・クリスティーの最も売れた本は『そして誰もいなくなった』です。

この作品は世界中で1億冊以上の売り上げを記録しており、彼女の代表作の一つとして広く認知されています。

複数の映像化も行われ、ミステリー小説史上最も有名な作品の一つです。

2. ジェフリー・ディーヴァーの何がすごい?

ジェフリー・ディーヴァーは緻密なプロットと巧妙などんでん返しで知られています。

彼の作品は常に予測不可能で、複雑なトリックや謎解きが特徴です。

特に「リンカーン・ライム」シリーズは、その緊張感とスピード感で多くのミステリーファンを魅了しています。

3. ギリアン・フリンの1作目は?

ギリアン・フリンのデビュー作は『KIZU -傷-』です。

この作品は彼女の独特の作風を確立し、後の『ゴーン・ガール』などの成功へと繋がる出発点となりました。

4. デニス・ルヘインが有名になったきっかけは何ですか?

デニス・ルヘインは、『ミスティック・リバー』の成功で一躍有名になりました。

この作品は映画化され、監督クリント・イーストウッド、主演ショーン・ペンらの手によってさらに高く評価されました。

5. ポーラ・ホーキンスの笑える作品は?

ポーラ・ホーキンスは主にシリアスなミステリー作品を執筆していますが、彼女のユーモラスな要素が垣間見えるのは『ガール・オン・ザ・トレイン』の中での主人公レイチェルの自己皮肉的な独白です。

作品全体はシリアスですが、レイチェルの内面描写にはユーモアのある瞬間もあります。

ピエール・ルメートル 映画『天国でまた会おう』