【アメトーーク!】読書芸人2015で紹介された おすすめ本

テレビ朝日系『アメトーーク!』で読書芸人の皆さんがおすすめしていた本を紹介。
読書芸人第2弾 2016年11月10日(木)放送分

読書芸人2015に登場した芸人さんは3名です。

・ピース又吉さん
・オードリー若林さん
・オアシズ光浦靖子さん

参考リンク
「アメトーーク!」公式ホームページ
「アメトーーク!」テレビ朝日公式 X

ピース又吉さんのおすすめ本

『コインロッカー・ベイビーズ』村上龍

『コインロッカー・ベイビーズ』は、村上龍の代表作であり、現代社会の陰影を描いた壮大な物語です。

コインロッカーに捨てられた双子の兄弟が、現代社会で自分の存在意義を求めて生き抜く姿が描かれています。

読みやすい理由は、物語の展開が非常にダイナミックで、次々と新しい場面が現れ、飽きることがないからです。





『コルバトントリ』山下澄人

山下澄人の『コルバトントリ』は、現実と幻想が入り混じった独特の世界観が特徴です。

この作品は、主人公が自らのアイデンティティを探求する様子を描いており、深い人間性に迫るテーマが初心者にも響く内容となっています。

淡々と進む物語が、じわじわと心に染みてくる感覚が魅力です。





『庶民列伝』深沢七郎

深沢七郎の『庶民列伝』は、庶民の生活と感情をユーモアを交えながら描いた作品です。

深沢独特の温かみとユーモラスな視点で、普通の人々の日常を深く掘り下げています。

この作品は、難解な表現が少なく、誰にでも読みやすいのが特徴です。日本社会の細部を垣間見ることができ、文化的な理解を深めることができます。





『笑うな』筒井康隆

『笑うな』は、筒井康隆の短編集で、ユーモアと皮肉が絶妙に組み合わさった作品です。

短編で構成されているため、初心者でも一話ずつ気軽に読み進められます。

筒井の独特な語り口と風刺的な要素が、日本文学の奥深さと多様性を楽しむ良い入口となるでしょう。





『月の砂漠をさばさばと』北村薫

北村薫の『月の砂漠をさばさばと』は、日常の中に潜む不思議さや感動を静かに描き出す短編集です。

読み手に優しい語り口で、物語の中に引き込まれる感覚を楽しむことができます。

シンプルながらも深い内容が、じっくりと味わう読書体験を提供してくれます。





『漁港の肉子ちゃん』西加奈子

西加奈子の『漁港の肉子ちゃん』は、強烈な個性を持つ主人公「肉子ちゃん」とその家族の温かく、時におかしな物語です。

この作品は、笑いと涙が同時に訪れるような展開で、感情移入しやすい内容となっています。

キャラクターの生き生きとした描写が心に残る一冊です。





『こちらあみ子』今村夏子

今村夏子の『こちらあみ子』は、あみ子という少女の視点から描かれた独特な世界観の物語です。

彼女の純粋で時には痛々しい成長の様子が、優しいタッチで描かれています。

読みやすいシンプルな文章と深い感情表現が心に響きます。





『人間小唄』町田康

町田康の『人間小唄』は、風刺とユーモアが詰まった短編集です。

町田独特のリズムと語り口が読者を引き込み、初心者でも気軽に楽しむことができます。

人間の本質に迫る鋭い観察眼とユーモアが魅力です。





『長嶋少年』ねじめ正一

ねじめ正一の『長嶋少年』は、少年時代の思い出をテーマにした感動的な物語です。

ノスタルジックな雰囲気が漂い、初心者でも共感しやすい内容となっています。

登場人物の描写が非常に丁寧で、読者の心をつかむ一冊です。





『句集 熊野曼荼羅』堀本裕樹

堀本裕樹の『句集 熊野曼荼羅』は、美しい自然描写と深い思想が詰まった俳句集です。

初心者にも分かりやすい言葉で書かれており、日本の四季折々の風景を感じることができます。

俳句の魅力を手軽に楽しめる一冊です。





『赤頭巾ちゃん気を付けて』庄司薫

庄司薫の『赤頭巾ちゃん気を付けて』は、青春時代の葛藤と成長を描いた作品です。

主人公の視点を通して、若者の悩みや希望がリアルに描かれています。

読みやすく、共感しやすいストーリーが特徴です。





『杳子・妻隠』古井由吉

古井由吉の『杳子・妻隠』は、静かな日常に潜む感情の動きを細やかに描いた作品です。

文章はやや難解ですが、その中に込められた感情の深さが魅力です。

じっくりと読めば心に響く内容となっています。





『ある人殺しの物語 香水』P・ジュースキント

P・ジュースキントの『ある人殺しの物語 香水』は、独特の香りをテーマにしたミステリアスな物語です。

主人公の異常なまでの嗅覚が引き起こす事件がスリリングに描かれており、夢中になって読み進められる内容です。





オアシズ光浦靖子さんのおすすめ本

『パンク侍、斬られて候』町田康

町田康の『パンク侍、斬られて候』は、歴史とフィクションが絶妙に交錯する異色の時代小説です。

エネルギッシュな語り口と風刺的なユーモアが詰まっており、物語は次々と予測不能な方向へ展開していきます。

テンポの良い文章が特徴で、町田康の独自の視点に引き込まれます。





『ノラや』内田百閒

内田百閒の『ノラや』は、愛猫ノラを失った作者自身の悲しみを綴ったエッセイです。

シンプルながらも感情の深さが感じられ、動物を愛する人々には特に共感できる内容となっています。

内田百閒のやわらかな語り口が魅力的です。





『夢野久作集』夢野久作

夢野久作の『夢野久作集』は、日本の幻想文学の代表的な作品が収録された短編集です。

奇妙で不思議な世界観に引き込まれ、読者は夢と現実の狭間をさまようことになります。

短編形式で、各話ごとに異なる魅力を感じられるでしょう。





『ふくわらい』西加奈子

西加奈子の『ふくわらい』は、自己と他者の関係性をテーマにした感動的な物語です。

主人公が自身のアイデンティティを探し求める姿が描かれ、人間の持つ不安や希望に共感できる内容となっています。

シンプルな言葉で表現された深いメッセージが心に響く一冊です。





『自分を好きになる方法』本谷有希子

本谷有希子の『自分を好きになる方法』は、自分を受け入れることの難しさと大切さを描いたエッセイです。

シンプルな表現ながら、深い洞察とユーモアが込められており、読者は自分自身を見つめ直すきっかけを得られるでしょう。

初心者にも読みやすく、自分を変えたいと思っている人に特におすすめです。





『八日目の蝉』角田光代

角田光代の『八日目の蝉』は、誘拐された少女と彼女を育てた女性の視点から描かれた感動的な物語です。

母性と愛情の複雑さが繊細に描かれており、読者は登場人物たちの心の動きに深く共感することができます。

感情移入しやすいストーリー展開が魅力の一冊です。





『グロテスク』(上)(下) 桐野夏生

桐野夏生の『グロテスク』は、現代社会の歪みと人間の持つ暗部を描いた長編小説です。

二部構成で展開されるこの物語は、女性たちの生き様をリアルかつ衝撃的に描いており、その深いテーマ性が読者の心に響きます。

挑戦しがいのある作品で、社会の影に触れる興味深い読書体験を提供します。





『不道徳教育講座』三島由紀夫

三島由紀夫の『不道徳教育講座』は、道徳や倫理に対して独自の視点を持つエッセイ集です。

ユーモアと皮肉を交えた文章で、読者に新しい視点を提供します。

現代社会に対する洞察を得られる一冊です。





『わが性と生』瀬戸内寂聴/瀬戸内晴美

瀬戸内寂聴の『わが性と生』は、女性の生と性をテーマにした自伝的なエッセイです。

大胆で率直な表現が多く、女性の生き方について考えさせられる内容となっています。

深い人生観に触れられる一冊です。





オードリー若林さんのおすすめ

『教団X』中村文則

中村文則の『教団X』は、宗教や権力をテーマにした社会派ミステリーです。

人間の本質を問いかける深いストーリーと緊迫感のある描写が特徴で、読者を一気に物語に引き込みます。

スリリングな展開に夢中になれる作品です。





『私とは何か』平野啓一郎

平野啓一郎の『私とは何か』は、現代社会におけるアイデンティティの問題を考察したエッセイです。

分人主義という独自の理論を通して、自分とは何かを探求する内容が非常に興味深いです。

自分を見つめ直す良いきっかけになるでしょう。





『教養としてのプロレス』プチ鹿島

プチ鹿島の『教養としてのプロレス』は、プロレスを通して社会のさまざまな側面を考察した一冊です。

プロレスのエンターテインメント性だけでなく、そこに込められたメッセージや社会的意義を解説しています。

プロレスの新たな側面を楽しみながら学べる内容です。





『燃えよ剣』司馬遼太郎

司馬遼太郎の『燃えよ剣』は、新選組副長・土方歳三の生涯を描いた歴史小説です。

激動の幕末を生きた彼の姿を通して、勇気と誇りを持って生きることの意味を感じさせてくれます。

歴史に興味を持つきっかけとなる一冊です。





『映画小説集』村上龍

村上龍の『映画小説集』は、映画のような視点で描かれた短編集です。

各短編が映画のシーンを連想させるような独特の描写で、映像を思い浮かべながら楽しめます。





『夢をあたえる』綿矢りさ

綿矢りさの『夢をあたえる』は、芸能界に翻弄される少女の成長を描いた物語です。

夢と現実の狭間で苦悩する主人公の姿がリアルに描かれており、読者は彼女の成長に共感することができます。

初心者でも感情移入しやすいストーリーです。





『サラバ!』西加奈子

西加奈子の『サラバ!』は、家族や自己探求をテーマにした壮大な物語です。

主人公が様々な国や文化を旅しながら成長する姿が描かれ、人生の美しさと複雑さを感じさせてくれます。

初その豊かな描写に引き込まれることでしょう。





『強く生きる言葉』岡本太郎

岡本太郎の『強く生きる言葉』は、人生を力強く生き抜くためのメッセージが詰まったエッセイ集です。

シンプルで力強い言葉が読者の心に響き、自分を奮い立たせるきっかけになります。

前向きな気持ちを与えてくれる一冊です。





『何者』朝井リョウ

朝井リョウの『何者』は、就職活動を通じて自分の存在価値を模索する若者たちの姿を描いた青春小説です。

登場人物たちの葛藤や不安がリアルに描かれ、現代の若者に共感できる内容です。

スムーズに読み進められるストーリー展開が魅力です。





『すべて真夜中の恋人たち』川上未映子

川上未映子の『すべて真夜中の恋人たち』は、孤独と愛をテーマにした美しい物語です。

詩的な描写と感情の揺れ動きが繊細に描かれており、読者は登場人物たちの深い内面に触れることができます。

独特のリズムに引き込まれることでしょう。